_1. 住宅建設経営研究会
激動の世界情勢の中、日本国内の経済状況も目まぐるしく変化しています。住宅建設不動産業界も時代環境の変化に常に対応しながら、令和の時代に合った企業への変革が迫られています。住宅建設不動産業界もこれまで以上に、住宅や建物の価値向上、まち自体の持つ価値の向上といった社会的使命が期待されます。
寡占市場とは違い、売上順位の入れ替わりが激しい住宅建設不動産業界では、地球環境を含む国際情勢、政府の政策の流れ、人口動態などの経済の土台となる各種の指標の変化、新しく技術開発される情報などを的確につかみ、自社の経営戦略に組み入れないと存続・成長が難しくなる場面に遭遇することになります。
住宅建設経営研究会では、適切な経営戦略を組むための情報提供や海外を含む視察、組織の課題を解決するための各種人材育成講座、環境変化に対応すべく新たな収益源となるスキームなどを提供していきます。
経営セミナー
住宅建設経営研究会の会員様向けに年に4回の経営セミナーを開催しています。
「住宅建設経営研究会 経営セミナー」のこれまでと今後のテーマ
_2. 経営塾マネージメント講座
令和に入り企業を取り巻く環境が激変する中、会社が成長していくためには、正しい経営戦略と好ましい企業文化が必要であります。経営者自身が考える経営戦略を組織に浸透させていくためには、継続的に作成した中期経営計画の組織への浸透と、定期的な中期経営計画自体の見直しが必要となります。そこで中期経営計画を策定したものの、組織への浸透に苦慮されている経営者向けに継続的に深耕を行っていくようするための「マネージメント講座」です。
マネージメント講座では、3カ月毎に策定した中期経営計画の補足・見直しを行い各社が抱える課題を解決するための行動施策を具体的に設計します。3カ月毎に、今期中、来期に掛かる期間で課題解決のための行動計画を作成し、収益性の改善を目指す講座としました。
まさに中期経営計画は作ったものの、計画の遅れや具体的な組織への指示が不十分と感じておられる経営者の為の講座となります。
【 ゴール 】
- 中期経営計画を実行していくための具体的な施策が分かる
- 中期経営計画の実行精度が上がる
- 幹部の役割が明確になり中期経営計画の遂行力が上がる
- 幹部が経営に関わっているという認識が生まれる
- 幹部の経営陣としてのスキルが高まる
- 社員の経営参加への意識が高まる
- 共通の目標や計画を持つことにより社内コミュニケーションの質が上がる
- 結果的に業績が改善される
_3. No.2育成塾
経営者自身が考える経営戦略を組織に浸透させていくためには、経営者の分身であるNo.2の存在が必要不可欠であるが、No.2の育成は容易ではありません。
No.2育成塾では、8講座に分けて各社が抱える課題を解決するために必要な知識を身に着け、自社に落とし込むためを自社分析→課題設定→行動計画を講座の中で行い、経営者の分身となるNo.2育成を行っていくことを目的とします。
複数社が参加する講座なので、No.2の対象者が自社を客観視できること、少人数で行うことにより活発な意識改善と自己啓発、行動改善が期待できます。
【 ゴール 】
- リアルタイムな事業方向性理解に向けた社長とのコミュニケーション実行
- 社長に代わり事業計画達成に向けた組織全体のマネジメントを行う
- 実務レベルの課題の解決と進捗の管理及び対策立案
- 社長決裁前の意思決定(ジャッジ)
- 社員モチベーション向上に向けたアクションの実行
- 自身が先頭をきって走ることの重要性・必要性の理解
- 全実務への直接関与(緩急)の必要性理解
- 各回できていないということを気づけるようになる
_4. 仕事の仕方塾
目的意識を持った業務の推進、業務生産性向上を目指し、正しい仕事の仕方とスケジューリング技術を身につけてもらいます。課題発見や課題解決、業務の実行力・マネジメントといった仕事力を上げるための講座となります。
一般社員からマネージャー、経営者までそもそも仕事の仕方には基本セオリーがあり、自身が仕事を通じて成長していくことで、人生にやりがいと生きがいを育むことができるような仕事の仕方が必要になります。そのためにも、日々発生する業務で【目的】は何なのか、【ゴール】はどこなのか、ゴールに向けて【細分化した業務】は明確になっているか、細分化した業務を実施するための【行動計画】が【スケジューリング】されているか、日々の活動を【マネジメント】し、【リスケジューリング】しているかといった能力を身につけ、繰り返すことで仕事力が高まってきます。
管理職は管理職として、一般社員は自身のゴールを明確にした仕事の仕方、管理職は組織のゴールを明確にした仕事の仕方といった、それぞれ本来の仕事のを進めることで組織力というのが高まってきます。
_5. 営業塾
【 営業塾初級編(オンライン講座) 】
住宅業界は、法律・部材・プランなど覚えることが多岐にわたり、営業の実践に活かすための知識を自己学習で短期間で効率的に身に付けることは難しく、社内で学習機会を設けることも人員的・時間的制約から難しい会社が多いのではないでしょうか。
この塾は知識編4講、ハードル解除技能編6講、セールス技能5講の大きく分けて3つのパートから構成されており、営業担当者が営業上で必要となる知識や技能を体系的に学べます。他業界からの中途採用者、社内の配置転換で営業担当になった方、住宅業界からの転職者でも経験が浅い方に最適な塾です。営業成績が伸び悩んでいる方、クロージングまでに上司・先輩の補助を必要している方、受注は取れているが体系的に営業を学んだことがなく不得手な分野がある方などは、不足していると思う知識・技能の講座だけ受講いただくことも可能です。
案件を進捗させるには、土地や資金などのハードル解除と自社のファン化が必要ですが、お客様の家づくりの進捗状況や競合状況に対応して、基礎的な営業知識を応用して話さないといけません。一方的に話すだけでなく、適切なヒアリングをしながら、お客様を上手くリードし、受注に向けてステップアップをしていかなければなりません。
この塾では、住宅営業に必要な知識、案件進捗をするためのハードル解除技能が学べます。また、学んだ知識と技能を実際の案件に応用し、面談準備とフォローを適切にするためのセールス技能として、ヒアリングスキル、初回接客・建物案内で話す内容の組み立て方、受注するための追客管理、受注をするまでのセールステップが学べます。
_6. 設計塾
建築系大学や専門学校は建築士になるための教育等は行っていますが、お施主様から要望をヒアリングし、要望の裏にある真意を的確に読み取って、住宅のプランニングに活かす体系的なカリキュラムになっていません。住宅建設経営研究会では、地域の住宅会社として生き残っていくために、真にお施主様に喜んでもらえる住宅設計を行えるような人材を育成するための体系的教育プログラムとして、「経営者・営業・工務編」「初級編」「中級編」の3つの設計塾を実施しています。
【 設計塾 経営者・営業・工務編 】
建築士にプラン依頼をする場合でも、プランを読み解く力、プラン意図を理解して施工する力がないと、良い住宅を作ることは出来ません。自社でオリジナル住宅を設計する場合でも、一定以上の設計品質を保てていないと、地域で住宅会社として生き残っていくことは出来ません。そのためには、設計の価値を自社の中で位置づけ、直接は設計をしない経営者・営業・工務の方々がそれを明確に意識して仕事をしなければなりません。
本講は、自社の中で設計の価値を明確にし、実際に提案するプランを深く理解できる能力を高め、営業・工務は適切に理解することで受注拡大・現場品質向上に結び付け、地域での自社のブランドを確立することにつながります。
【 設計塾 初級編 】
良い住宅設計をするためのベースとなる能力を育成するための講座で、住宅設計に対する心構え、設計実務の基礎知識を習得してもらいます。
敷地などの与件から実際にプランニングをして発表し、レビューも受けてもらいます。自社内では、プランレビューを受ける機会は少ないのが住宅会社の実情ですが、設計能力を伸ばすためには良いプランレビューを受けることが必須です。また、他のメンバーのレビューも聞くことで、経験値を飛躍的に伸ばすことができます。
【 設計塾 中級編 】
自社物件の設計品質を上げるための講座です。設計者がお施主様からヒアリングし、お客様の要望に優先順位をつけ、敷地も含めた与件を整理して、お客様に真に喜んでもらえる設計ができる実務能力を身につけてもらいます。
与件(周辺環境、ライフスタイル)の変化を考慮した設計(御用聞きにならない)、予算とのバランスを考慮した適正な性能水準の設定、設計の視点からの予算のコントロール方法、形の整理して内部・外部の優れたデザインに落とし込む方法をなど学んだあと、課題→設計→プレゼン→レビューの繰り返しで実務能力を上げていきます。設計担当者として、良い設計を適正な工数で実務を行う能力を身につけてもらいます。
_7. 施工塾
【 施工管理塾(オンライン講座) 】
地域に根差した住宅経営を長年に渡って続けていくには、地域での評判が重要になります。施工品質やアフター管理に問題があると、悪い評判が広まってしまいます。このため、地域工務店にとって施工管理者のレベルが経営の生命線を握っていると言えます。しかし、即戦力となる施工管理者の採用は難しく、未経験者を採用することも多いのではないでしょうか。たとえ建築士の資格を持っていても実践的な知識が不足していたり、監督経験があっても業者の言いなりで発注を受けたり、現場を進めてしまう人材も多いのではないでしょうか。この塾はそのような方に最適な内容になっています。
「住宅基礎知識」「全体工程と施工手順」「図面の見方」「品質管理」「原価管理」「CS向上」「アフター管理」の7つのパート、14講で構成されているので、未経験の方がゼロから体系的に施工管理を学ぶこともできますし、施工管理をある程度経験された方が能力が不足している講座だけ受講いただくことも可能です。
未経験の方は住宅業界の独特の用語でつまずくことも多いですが、会社で当たり前になっていることを体系的に教えるのは難しいものです。また、業者の言いなりにならずに仕事を進めるためには、図面を読み解き、部材の拾い出し、現場で納まりを的確に指示するための知識と能力が必要ですが、経験で身に付けてきた施工管理者が多いため、体系的に社内で教えてることが難しいのではないでしょうか。この塾は、このような課題を解決できます。
近年、施工管理者には現場を進めるだけでなく、顧客対応も求められています。会社によってはアフター管理も施工管理者の仕事になっていますが、定期点検の内容や補修方法をマニュアル化できていない会社も多いのではないでしょうか。この塾では、これについての講座も設けています。
_8. 住宅MOT
住宅会社の本質は顧客・地域環境に適した良い住宅を建て、提供することにあります。ゆえに、工務をベースとした技術が住宅会社経営の根幹となります。短期的に営業力強化を行うことにより受注拡大が実現したとしても、現場力が伴わないと永続的に企業が発展してくことは不可能となります。本来住宅は家族が幸せにくらし成長していくうえでかけがえのない場であり、世代を超えて住み継いでいく住宅を提供することが地域に無くてはならない住宅会社の役割と考えます。
そのためにはしっかりとした技術に基づいた住宅を提供することが重要となります。住宅MOT(Management of Technology:技術経営)では自社の技術・工務力向上を目指した経営改善活動を行って参ります。
この塾では基本となるノウハウの学習はもちろん行いますが、現場で実践できないと本質的な技術経営とはなりません。技術経営を会社に定着させるには、一度実践したことを振り返り自社に合うように改善するサイクルが当たり前に行える状態が必要です。そのためには自社単独で行うより、他社の改善活動と情報共有することにより、良い事例やモチベーションの獲得に繋がり、高いレベルの技術経営体質を定着することができます。
_9. 海外視察
年1回欧州や北米の街づくりを視察して住宅・不動産の知見を広げていきます。住宅事業・建設業の経営を推進する上で、日本では気づきを得ることができない知見、さらにこれからの市場において自社を成長に導くヒントを獲得して頂くために、実際に海外現地に足を運び見聞の機会を提供しています。
※本視察は、個人旅行による米国現地視察の交通・宿泊・現地ガイドなどを団体で予約するプログラムであり、旅行代理店が主催するツアーではありません。